9/29に行われる総裁選に出馬すると見られていた菅義偉総理が、不出馬の意向を示しました。また9日に予定されていた役員人事も行わないとのこと。
菅総理はつい先日まで総裁選に出馬する意向を示していたため、これからの国会は大きく動くと見られます。
この記事では、菅総理が総裁選出馬しないのはなぜか?わかりやすく解説をしていきます。
目次
菅総理が総裁選不出馬を表明
引用:https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202109/02seicho.html
菅総理は9/3の臨時役員会において「総裁選に出馬しない」ことを表明しました。
昨日まで総裁選には出馬意向ということで、総裁選は菅総理vs岸田文雄氏の様相を呈していました。これには世間も与野党も驚きの結果となりました。
自民党の二階幹事長も「正直びっくりしている」と中継で話していましたので、誰も予想できない結果だったと言えるでしょう。二階幹事長は9/3臨時役員会の朝に不出馬の意向を聞いたとのことでした。
ちなみに臨時役員会は10分で終わったとのことだったので、9/3の臨時国会は菅総理の口から総裁選立候補を断念するための招集だったのでしょう。
菅総理が総裁選不出馬の理由は?ホンネと建前とわかりやすく説明
ではなぜ菅総理は総裁選不出馬の意向を決めたのでしょうか。本音と建前があると思いますので、どちらも解説していきます。
菅総理が総裁選不出馬の理由 建前:コロナウイルス感染対策に専念したいから
菅総理は臨時役員会のなかで「コロナウイルス感染対策に専念したいため総裁選は立候補しない」という発言したそうです。
菅総理は以前より「コロナウイルス感染対策を最優先に」と再三発信していましたので、そういった意味では方針は変えずに一貫した姿勢を貫いています。
コロナ禍で安倍総理が体調を崩し、ある意味一番難しい時期に就任した菅総理。まずはコロナ対策を、という姿勢は当初から変わっていません。
そのため総理辞任後も、任期中はコロナ対策を最優先に任務を全うするとのことです。
菅総理が総裁選不出馬の理由 ホンネ1:自民党内での支持率が低い
引用:https://mainichi.jp/articles/20210826/k00/00m/010/196000c
そのなかで専門家は、今回菅総理が突然不出馬の意向を示した理由のひとつには、「情勢不利」というホンネがあるのではないかと話しています。
自民党内では総理の続投を求める声は弱まっており、世論も菅総理への反発の声が広がっているタイミングでした。
これに対し二階幹事長は「自民党内で出馬反対の声があるとか無いとかは、出馬の意向になんら関係はない」と記者団に話しました。
ですが、菅総理も人間です。世間から、周囲から、党内から「続投を求められていない」と確信したのならば、出馬しないほうが良いのではないかという気持ちになるのは当然です。
菅総理が総裁選不出馬の理由 ホンネ2:激務で心身ともに限界
引用:https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2021/08/post-18.php
菅総理は就任後ものすごい激務でした。150日連勤という過去の総理のなかで最長記録を更新し、最近では公の場に出るたびに「目が死んでいる」「一切表情がなくうつ病みたい」という体調を心配する声があがっていました。
※ちなみに安倍前総理は最高147日連勤とのことです
国民の目から見ても疲れ切っていた菅総理。
今回の総裁選不出馬をうけ、菅総理のこれまでの激務を憂い、心身ともに憔悴しきっていることを気にする声も多くあがりました。
菅総理は今年で72歳と決して若くはない年齢です。さすがに150日連勤は堪えると思います。もしかしたら体調面などに懸念があった可能性は大いにありえます。
まとめ
ということで、9月の総裁選に不出馬の理由をまとめます。
- 菅総理が総裁選不出馬を表明
- 菅総理が総裁選不出馬の理由 建前:
「コロナウイルス感染対策に専念したいから」 - 菅総理が総裁選不出馬の理由 ホンネ1:
自民党内での支持率が低い - 菅総理が総裁選不出馬の理由 ホンネ2:
激務で心身ともに限界
これからの総裁選はどうなるのでしょうか。今後のスケジュールや立候補者などについては随時追記してまいります。