中田翔選手が井口和朋投手(27)に暴力行為を行い、脳震盪を起こさせた一件で栗山監督が大きなショックを受けていると報道されています。プロの選手が試合以外の小競り合いで脳震盪とは球団にとっても大問題です。
「近いうちに取材の機会を」と明言しており、自ら場を設ける予定のある栗山英樹監督ですが、今回の件をうけて「元々中田に甘すぎた」という声が相次いでいます。
同件に対する責任や、今年の日ハムの成績不振も相まって今季で引退するのではないかと言われています。もちろん、本人から明言されたわけではないのであくまでファンの間での推測です。
これまでの経緯や、引責引退の可能性、「これまで中田に甘かった」という声の真相などをまとめます。
目次
日ハム・栗山監督引責引退か?
引用:https://www.nikkansports.com/
今回中田翔選手が、井口和朋投手(27)に暴力をふるい出場停止になった件で栗山監督は大きなショックを受けていると報道されました。「ショック」という言葉の裏にどういう真意があるのかわかりませんが、推測される範囲内で栗山英樹監督の心中を探りつつ、栗山監督の責任がどこにあるのかファンの声を参考にまとめてみます。
栗山監督の引責問題1:中田翔に甘すぎた
栗山英樹監督は「優しい」「人格者」で非常に有名です。その優しく穏やかな人柄が裏目に出てしまったのか、ファンの間では「栗山監督が中田翔には甘すぎた」という声が相次いでいます。
忠告する人物が少ないのは今のチーム構成を見ればわかる。チームを引き締められるベテランが宮西くらいしかいない。賢介も引退した今、翔に忠告できる選手なんてほんの僅か。栗山監督も激甘だし、ガッツは無口だし。 https://t.co/kvmOyT7stK
— Nori(Sports垢) (@Nori_ham_consa) August 11, 2021
中田選手の件、暴力はよくないので本人が1番悪いが、彼をそんな性格にした、栗山監督の甘い指導も間違いなく要因の1つでしょう!球団の体質として、緩すぎるのも原因なので考えるべきでしょう。#北海道日本ハムファイターズ #球団体質の結果#中田翔#暴力事件
— 猫オヤジ (@H0529tAnneko) August 11, 2021
訴えた選手も球団に居られないんだろうな、翔も居づらいが
やはり、このような甘い体質を生み出した栗山監督は責任を取るべきだと思うな— アンダーソン高原!next未定 (@giants_193436) August 11, 2021
このように、そもそも栗山監督が甘かったという声はたくさんあがっています。また中田翔選手に関しても、以前からチームメイトをふざけ半分でこづいたり、ベンチで八つ当たりするなど、暴力行為の片鱗はいくらでも目にしていたと思われます。
それをこのような事件に発展するまで放置していた、もしくは辞めさせられなかったという点において、少なくとも監督責任はあるように思います。
栗山監督の引責問題2:今シーズンの成績不振
そもそも今シーズンは日ハムの成績不振が背景にはありました。スポーツの世界なのでいつでも好調なわけではありませんが、特に今年は現時点でもパ・リーグ最下位。
引用:https://www.fighters.co.jp/
また打撃不振も過去最悪と言われており、打率、安打、本塁打、打点のすべてで最下位とかなり厳しい状況です。4番中田翔の不調からはじまり、コロナ禍による試合停止、打撃不振、チーム最下位など負の循環が続いていました。
栗山監督自身、10年目を迎える今季は、「長期政権の限界」を指摘されるなど、背水の陣で例年以上の“鬼”になると宣言している。
引用:https://baseballking.jp/
という声もあるように、今シーズンの成績不振を皮切りに栗山監督に対する見方も厳しくなっていた矢先に、4番バッターとして可愛がっていた中田翔選手の暴力事件が起こってしまいました。
栗山監督の引責問題3:現役選手脳震盪による管理責任
引用:https://www.nikkansports.com/
大前提として今回の中田翔選手の暴力行為は栗山監督に責任があるとは言い難いです。ただし、相手の選手がピッチ外において「本人に非がないのに怪我をさせた」という事実に関しては監督責任が問われる可能性があります。
今回被害に遭ってしまった井口和朋選手は「投手」でした。脳震盪のあとに運動に後遺症はなく試合にも出ていると報道されていますが、投手に怪我を負わせるということ自体があるまじき行為です。
「普段から中田翔をちゃんと指導していなかった」と言われてしまえばそれまでですし、監督というのはそういったところにも責任が発生してしまう職務なのだと思います。
栗山監督は超優しい!?人格者であることで有名
ところで、栗山監督は人格者であることで有名です。2019年のファン人気投票では、工藤公康監督、原辰徳監督をおさえて1位に輝いているのは非常に驚くところ。
プロ野球セ、パ両リーグ12球団ファンが最も好きな監督は日本ハムの栗山英樹監督で、昨年の3位から急上昇した。2位はソフトバンクの工藤公康監督、3位は巨人の原辰徳監督だった。
引用:https://mainichi.jp/
また、大谷選手を日本で二刀流に育てあげメジャーへ送り出したことや、清宮幸太郎選手を不調から脱却させるなど選手の育成に長けた人物であることから、ファンからの信頼も厚く実績も豊富です。
「大谷選手の現在のメジャーでの活躍は栗山監督のおかげといっても過言ではない」ほどで、もしも大谷選手が日ハムを経験せずにメジャーに行っていたとしても今のような活躍はなかったと言われています。
そんな栗山英樹監督の人柄がわかる名言を2つほどご紹介します。
「選手を育てるのは監督の仕事ですが、しかし結局のところ、その選手が伸びるかどうかは本人次第です。人は育つときには自分の力で育っていくはずです。ただぼくにできるのは“彼なら伸びる”と信じて活躍できる環境をつくってあげることだけです」
「ぼくが監督として一番に考えるのは“どうすればこの選手を輝かせることができるのか、何がこの選手のためになるのか”ということです。親のように選手の可能性を信じ、将来を見据えたうえで今、ベストな選択を考えるのです」
引用:https://diamond.jp/
とても選手思いで愛に溢れたコメントですよね。こういった選手への接し方が実績に繋がり、大谷翔平という世界トップレベルの選手を輩出した監督としての実績は類を見ないものと言えるでしょう。
ただし、優しすぎて管理不足に陥った可能性は大いにある?
引用:https://www.sanspo.com/
このように、選手を信じて可能性を与え、活躍する場を提供するという愛ある方針の栗山監督。その優しさが「甘やかしていた」と思われてしまうのは結果論ですが、現実のものとなってしまいました。
決して放置していたわけでもないと思いますし、選手といっても全員プロフェッショナルで大人ですから、「なにをどこまで管理するのか」というのは非常に難しいラインだと思います。
結果的に、刑事事件などには発展しませんでしたが、加害者と被害者を出してしまった今回の中田翔選手の暴力事件。
今後の栗山英樹監督の進退にも注目が集まっています。
まとめ
中田翔選手の暴力事件の経緯や、栗山監督引責引退の可能性、「中田選手に甘かった」という声の真相などをまとめました。
- 日ハム・栗山英樹監督に引責引退の声も出ている
- ー理由1:中田翔に甘すぎた
- ー理由2:今シーズンの日ハムの成績不振
- ー理由3:現役選手の管理責任
- 栗山監督は人格者であることで有名
- しかし優しすぎて管理不足に陥った可能性も大いにある
近いうちに栗山英樹監督への取材が行われそうなので、その際にまたどのような経緯説明や経過があるのか聞けると良いですね。