8/24から東京パラリンピックの開会式が執り行われます。
24日の記者会見では、前日の23日に国際パラリンピック委員会(IOC)のパーソンズ会長や菅義偉首相ら約40名が出席した歓迎会が行われた件について問われると、
「質問の意図が全く理解できない」と発言し物議を醸しています。
この件で「逆ギレ」「開き直り」などと世間からは怒りの声があがっています。
この記事では、IPCの高谷正哲スポークスパーソンの発言の詳細や世間の声、東京オリンピックからの背景や経緯などについて触れていきます。
IPC高谷正哲が40名の歓迎会に関する質問で開き直りか?
引用:https://victorysportsnews.com/articles/7315/original
ことの発端は、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が8/23の夜に、東京都内のホテルで国際パラリンピック委員会(IPC)の関係者ら約40名をもてなす歓迎会を開催したこと起因します。
24日のパラリンピック開催についての会見の際に記者から、「この時期に40名が集まって歓迎会をする必要があったのか」という質問が飛びました。
これに対しIPCの高谷正哲スポークスパーソンは下記のように答えました。
「全くもって理解できない」と言及し、「この大変な状況の中で、海外からお越し頂いたIPCの皆様に対し、できる限り簡素な形で、歓迎の気持ちをお示しさせていただきたい」と開催の意義を強調。「トップが直接、ご挨拶する場を設けさせていただくというのは今の社会の慣習においては適切な対応の範囲内であると強く考える」と反論した。
引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/126488
この発言にたいし大きな物議を醸しています。
それもそのはず、現在緊急事態宣言で医療は逼迫、修学旅行や帰省の中止など国民に行動自粛を呼びかけ行動を規制しています。
パラリンピックの組織委員会や政治家は、国のトップとして首尾一貫した行動自粛を求める発信をしないといけない立場であるはずです。
「せめてリモートで歓迎会を開くことはできなかったのか?」という声もあがっています。
IPC高谷正哲スポークスマンは小山田の件でも責任問われていた!
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/badb7d2a4be4d164c1622913849fb08dbec52d56
実は今回の渦中にある高谷正哲スポークスマンは、東京オリンピックの際にも一悶着起こした人物でした。
まだ記憶に新しいですが、東京五輪で開会式の楽曲制作を担当した小山田圭吾さんの過去のいじめ問題が掘り起こされ、大きく波紋を呼んだ結果、辞任することになった一連の騒動がありましたね。
この騒動は国内外で大きく問いただされ、最終的には小山田圭吾さんが自ら辞任しました。
組織委員会の高谷正哲さんは19日に開いた会見で、小山田圭吾氏について
「現在は高い倫理観を持って創作されているクリエイターの1人」
と擁護し、続投を表明していました。
これに対して批判の声が殺到し、組織委員会の対応に責任を問われていました。
高谷正哲スポークスマンが一連の出来事で物議を醸すのは、これで2回目です。
高谷正哲は電通出身?どういう関係なの?
そんな高谷正哲スポークスマンは、今回の東京オリンピック・パラリンピックで競技大会組織委員会広報局広報部の戦略広報課長に就任しています。
出身は電通ではなく株式会社マッキャンエリクソンです。電通、博報堂に続き日本では大手広告代理店となります。
また、スポーツでも実績があり、
- 慶應大学在学中:全国大学選抜トライアスロンチームタイムトライアル選手権で準優勝
- 2000年:ITU世界デュアスロン選手権に日本代表として出場
と大活躍しています。
スポーツにおける実績と大手広告代理店出身という功績から、東京オリンピックの大会組織委員会に招集されたと考えられますね。